目の病気で
網膜はく離ってご存知でしょうか?
ボクサーが目にパンチを受けてなる病気?そんな事はありません。
今回は私が実際に体験した
網膜剥離の自覚症状について書きたいと思います。
網膜剥離とは?
読んで字の如く網膜が剥がれる事をいいます。
網膜色素上皮細胞と神経網膜の接着は弱いので、何らかの原因で神経網膜が網膜色素上皮細胞からはがれて、硝子体の中に浮き上がってしまうことがあります。
これが網膜剥離です。
網膜剥離は、裂孔原性(れっこうげんせい)網膜剥離と呼ばれる網膜に裂孔(裂け目)を伴うものが一般的です。
網膜剥離の原因は?
網膜剥離は、加齢や糖尿病網膜症などの一部の病気、事故などによる頭部や眼球への物理的ショックが原因で引き起こされます。
なので、目に強い衝撃を受けてなくても
加齢でもなる病気なのです。
私の場合も
加齢(当時45歳)によるものでした。
自覚症状は?
私の体験を時間経過と共に書きたいと思います。
あれは忘れもしない木曜日の午後の事でした。
喫煙室で外を見ながらタバコを吸っていたら、
飛蚊症が普段より多く見えたのです。
後から思えば、これが
初期症状の始まりでした。
飛蚊症とは
視界に糸くずや黒い影、蚊のようなものが見え、視点を変えるにつれ、それが動き回るように感じる症状を言います。
多くの場合加齢により自然発生するもので、飛蚊症自体は多くの場合目の機能に問題はありません。
私の場合も普段から目の中に黒い糸くずの様なものが現れる事はあったので、普段より多いなぁ程度で、その時はあまり気にしませんでした。
しかし、後から調べて分かった事ですが、
飛蚊症は網膜剥離の初期症状として現れることもあるのです。
次に明らかにおかしいと思ったのは木曜日の夕方になっての事でした。
トイレに入って手を洗う時に鏡をみたら
視界の右下が欠落して見えたのです。
画像で再現するとこんな感じ
実際に初めて自覚した時はこの画像より欠落している部分は少なかったです。
よく網膜剥離で視界の欠如の図を見ると黒くなっていますが、私の記憶では肌色の様だったと思います。
直ぐに眼科に行こうと思いましたが、近くの眼科は木曜日が休診日だったので、次の日の午前中の会議が終わったら、午後から眼科に行こうと考えて帰宅しました。
自宅に帰宅してからは、インターネットで目の病気について調べました。
検索した中で上に示した視野欠如の画像を見つけ、
網膜剥離の疑いがあると自己診断しました。ネットで調べれば、どんな情報でも入るいい時代になったものです。
そして次の朝
起きたら明らかに
視野欠如が昨日より多くなっていました。(上の画像くらい)
これは小さな眼科ではダメだと思い、会社を休んで市立病院へ行く事にしたのです。
診断結果は
自己診断通り網膜剥離でした。
病院以降の体験記は次の記事で・・・
次の記事:
網膜剥離の手術ができる病院は限られる 初期段階はレーザー治療【体験記】